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蚤の市 ★ <small>[KR]</small>
2023/07/19(水) 22:16:07
ID:Q4dKdjwK9
入管の対応「違法」を認定…男性を後ろ手にして手錠、押さえつけ 強制送還の手続きも 東京高裁が賠償命令
難民申請が不認定になったアフリカ系男性が強制送還される際に、出入国在留管理庁(入管庁)職員から暴行を受けたとして国に450万円の損害賠償を求めた控訴審の判決が19日、東京高裁(志田原信三裁判長)であった。判決は送還の手続きが違法だったとした上で、職員の行為についても「執行行為は全て違法」と認め、国に50万円の慰謝料支払いを命じた。東京地裁の一審判決は送還手続きは一部違法としながらも、職員らの行為は適法として、国による慰謝料を3万円にとどめていた。
◆被害男性は足の爪がはがれ 慰謝料50万円
判決によると、茨城県・牛久の入管施設に収容されていた男性は2019年12月23日、難民不認定の異議申し立てが却下されたことを告知され、直後に送還のため成田空港に移送。空港の待機室で入管庁職員が、男性に対し後ろ手に手錠をかけ両腕を持ち上げたり、あおむけに寝かせ太ももの上に座ったりした。
判決では、入管庁が異議申し立て却下を告知した当日に移送した点に、男性から裁判を受ける機会を奪ったと認定。職員の行為で「(男性は)多数回にわたり肉体的苦痛を受け、精神的苦痛もこうむった」と指摘した。男性は足の爪がはがれる外傷も負い、それも職員らの責任を認めた。
男性は飛行機に乗せられたが声を上げたため、機長判断で降ろされ、現在は仮放免になっている。
男性の代理人の大橋毅弁護士は「改正入管難民法により強制送還される人が多数出てくる可能性がある。判決はそうした人に対する制圧がどこまで許されるかの重要な問題提起になる」としている。入管庁は「判決を精査し適切に対応する」と述べた。(池尾伸一)
東京新聞 2023年7月19日 19時29分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/264148?rct=national
難民申請が不認定になったアフリカ系男性が強制送還される際に、出入国在留管理庁(入管庁)職員から暴行を受けたとして国に450万円の損害賠償を求めた控訴審の判決が19日、東京高裁(志田原信三裁判長)であった。判決は送還の手続きが違法だったとした上で、職員の行為についても「執行行為は全て違法」と認め、国に50万円の慰謝料支払いを命じた。東京地裁の一審判決は送還手続きは一部違法としながらも、職員らの行為は適法として、国による慰謝料を3万円にとどめていた。
◆被害男性は足の爪がはがれ 慰謝料50万円
判決によると、茨城県・牛久の入管施設に収容されていた男性は2019年12月23日、難民不認定の異議申し立てが却下されたことを告知され、直後に送還のため成田空港に移送。空港の待機室で入管庁職員が、男性に対し後ろ手に手錠をかけ両腕を持ち上げたり、あおむけに寝かせ太ももの上に座ったりした。
判決では、入管庁が異議申し立て却下を告知した当日に移送した点に、男性から裁判を受ける機会を奪ったと認定。職員の行為で「(男性は)多数回にわたり肉体的苦痛を受け、精神的苦痛もこうむった」と指摘した。男性は足の爪がはがれる外傷も負い、それも職員らの責任を認めた。
男性は飛行機に乗せられたが声を上げたため、機長判断で降ろされ、現在は仮放免になっている。
男性の代理人の大橋毅弁護士は「改正入管難民法により強制送還される人が多数出てくる可能性がある。判決はそうした人に対する制圧がどこまで許されるかの重要な問題提起になる」としている。入管庁は「判決を精査し適切に対応する」と述べた。(池尾伸一)
東京新聞 2023年7月19日 19時29分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/264148?rct=national