【社会】16~18歳の中絶は「年7000件」 親は子供に性をどう教えるべきか[03/05]

1 逢いみての… ★ 2020/03/05(木) 23:30:04 ID:
 学校で勉強や部活などに励み、友人や先生などと広く人間関係を築く。あるいは働いているなら、仕事の基礎を体に叩き込んでいるころ──そんな世代である16~18歳だが、少なからぬ女性が「望まない妊娠」で傷ついている現実がある。日本において学校での性教育が遅れていることはかねて指摘されてきたが、それをカバーするべきなのは他ならぬ「親」だという。

 新刊『産婦人科医 宋美玄先生が娘に伝えたい 性の話』(小学館)を上梓した産婦人科医の宋美玄さんはこう語る。

「厚生労働省の衛生行政報告例(2018年)によると、16~18歳女性の人工妊娠中絶は年間約7000件もあります。この背景にはさまざまな事情があるでしょう。ただ、多くの場合自ら望んで妊娠・中絶しているとは考えられません」(宋美玄さん。以下同)

 最近では、女子高校生の20%が「経験者」だという報告もある。妊娠の背景には、相手の男性に嫌われたくないという気持ちから、避妊具を使っていないケースが少なくないことも関係している。そのため妊娠のみならず、高校生の梅毒やクラミジアなどの性感染症患者も増加傾向にあり、将来、望んだ時に性感染症のキャリアだと妊娠しにくくなる危険性も指摘されている。

「家庭で性をタブー視していることも原因の一つだと考えられます。例えば、子供たちは性に関する情報を、友人や先輩、マンガやインターネットから得てしまいます。その中には過激なものや間違ったものが多く、正しい知識は親が教えるしかありません」

 生理中は妊娠しないなど、間違った知識で性交渉を行う人は大人でも多い。当然だが、妊娠の可能性はある。

「きちんと教えられる機会がないから、間違った知識で行為を行ってしまう。その結果、傷つくのは多くの場合、女性です」

 学校が性について教えてくれているのではないかと思い込んでいる親も多い。

「そもそも、日本では性に関して、国や学校から情報はほとんど発信されません。文科省が定める学習指導要領では、男女の体の違い、妊娠や月経の仕組みを教えても、最も肝心な“妊娠するための行為がセックス”だとは教えては“いけない”ことになっているのです。意外に思うかもしれませんが、小中学校の教育現場では“避妊”もNGワードなのです」 

 だからこそ、性教育は親子で行わねばならない。かわいい我が子もあっという間に大人になる。

「一番やってはならないことは、我が子から性や妊娠について聞かれたときに、“そんな話をしちゃだめ”とか“恥ずかしい”などの否定的な反応をすること。あとは、回答をうやむやにして、メルヘンや神秘を持ち出すことです」

 ベストな性教育のスタートタイミングは、いつなのだろうか。

「それは、赤ちゃんはどこから生まれるの? という問いかけがあったそのときです。少々照れくさいかもしれませんが、“女の人のお腹の中に赤ちゃんのおうちがあって、お母さんのおまたを通って生まれてくるんだよ”とそのまま伝えればいいのです」

 大切なのは、性の話をするのは普通のことという環境を作ることだという。

「夫婦間でも話し合ったり、情報共有したりしながら、子供のプライバシーにも配慮しつつ、子供が不安になった時にいつでも親に相談できる環境を整えていくことが性教育なんです」

 こうした環境を整える真の目的は、我が子が幸せに生きること。それは、自立し、自分がやりたいことや、活力が湧くことに出会った時に、打ち込めることではないだろうか。そのなかで出産や中絶も、子供自身に選択の権利があり、それをコントロールすることが幸せな人生をつくることになる。

「親子間の性教育は、自分を受け入れ、愛することにつながっていきます。学校任せにせず、家庭でも、互いの先入観をなるべく持たずに、少しずつでも話してください。それは親子の信頼関係にもつながっていきます」

 幸福な親子関係のために、話し合うことが必要なのだ。

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20200305_1546320.html

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