【東京熱】報道を通じて醸成される空気 「コロナだったらどうする、周りに迷惑かかる」 “東京コロナ”を怖れる『地方の人々』[07/11]

1 逢いみての… ★ 2020/07/11(土) 23:21:22 ID:
 東京都の新型コロナウイルス新規感染者が連日200人を突破した。近隣の県も数値が上昇しており、埼玉県知事が「都内での飲食や、繁華街への外出自粛」を求め、「東京由来の疑い」のものが半数以上と話したことが話題になった。少し前、テレビの情報番組でも話題になったが、東京やそこで働き、暮らしていることを過剰に警戒される現象がじわりと広がっている。これも新しい生活様式のひとつなのかもしれないが、衝撃の体験に直面させられた地方出身者の苦悩について、ライターの森鷹久氏がレポートする。

 * * *

「もうそろそろいいだろうと思い、実家と弟に連絡しました。特に弟一家には、半年前に子供が生まれたばかり。お祝いもしていなかったので……」

 東京都在住の会社員・坂下悠紀さん(仮名・30代)は、緊急事態宣言明けの6月上旬、九州・大分県某市にある実家と、その近くに住む弟の家を訪れようとしていた。「県またぎ」の移動が解禁され、不要不急といえばそうかもしれないが、実に2年ぶりの親子の、そして兄弟の再開……のはずだった。

「親は久しぶりねえ、と歓迎でしたが、弟は違った。兄貴の俺がコロナだったらどうする、子供たちや実家、地域にも迷惑がかかると……。差別ではないとわかっていますが、弟にそう指摘され愕然としました。悲しかったです。落ち着いたらまた、と弟は言いますが、すでに落ち着いてるんじゃないのか? またとはいつだ? と思います」(坂下さん)

 筆者も九州の地元に暮らす友人から「お前が生活している東京はコロナだらけだろう」と、ズバリ言われている。冗談半分であることは理解しつつ当然良い気分はしない。似たようなことは、各地で起きている。

 少し前には、いまだ感染者ゼロの岩手県で、県外からの転入生に2週間の登校自粛を求めていたことが明るみに出た。この要求は文部科学省から、一律に登校自粛を求めるのは「適切ではない」と指摘され、すでに登校自粛要請は解除している。

 新型コロナウイルスについては、営業する店へ非難の電話や貼り紙、感染者が多い地域からの移動を車のナンバーで勝手に取締り、揶揄も込めて呼ばれる「マスク警察」など、一部の人たちの言動がたびたび問題になってきた。最近では、「東京を怖れる」極端な言動が目立ってきた。

 新型コロナウイルス感染の可能性については、場所よりも、どんな生活を送っているかのほうがリスクを高めていると言われる。換気があまりされず大きな声を出す場面、つまりお酒を伴う会食や接待といった環境だ。だから外食を控え、在宅勤務や時差通勤を続ける都内在住者に対して「東京都で暮らしているから危険」と断じるのは安易だろう。だが、毎日、ニュースで「都内の新規感染者が100人超」などと繰り返されると、東京そのもの、都会そのものを怖れる気持ちがわいてくる。そして、遠い地域で暮らす人ほど困難が起きている地域を広くとらえ、なぜか皆、自分の周囲だけは「安全」と考えているようだ。

 しかし、今回の新型コロナウイルスに関して「クラスター」と呼ばれる集団感染は、北海道から九州までどこでも起きているし、絶対に安全な地域など存在しないと言ってよいだろう。最近も福岡のキャバクラや小樽の昼カラオケ、鹿児島のパブなどがクラスターとなった。いや、理屈は理解できているのかもしれないが、自分たちの足もとでも起きているのだと考えることに、漠然とした抵抗があるはずだ。東日本大震災から連なる東京電力福島第一原子力発電所事故のあとも、福島県だけでなく東日本、日本全体が危険だと心の内の恐怖を外へ向かって言葉にする人たちがいた。あのときと同じように、新型コロナウイルスも目に見えず、特効薬もワクチンもいまだ開発中で、何となく嫌だし、怖いのである。

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20200711_1574679.html

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2 逢いみての… ★ 2020/07/11(土) 23:21:32 ID:
「うちのお客さんは8割が東京とか首都圏の人。やっとお客さんが戻ってきたけど、いつもの2割程度。ここから回復していけばいいと思いますが、地元の人間の中には、東京の客がコロナを持ってくる、と警戒する声もあります。感染している客が自分の店から出たら、噂は一気に広まるでしょうし、責任を追及されるはず。悩ましいところです」

 こう話すのは、群馬県内で温泉旅館を営む前田耕一郎さん(仮名・50代)。待ちわびた都会からの客に顔が綻ぶが、一抹の不安もよぎる。客には消毒の徹底を促し、シールドやマスク、手袋を用いたサービスで感染予防は万全であると胸を張るものの……。

「旅館やホテルによっては、東京からのお客さんが怖いので営業を見送るところもあります。関西でも、大阪や神戸からの客がいやだからそのまま廃業したという旅館があると聞きます」(前田さん)

 前田さんによれば、こうした認識はほとんど、テレビや新聞の報道に触れる中で醸成されていったものだという。東京の「夜の街」でクラスターが発生した、東京では新規感染者が何人、大阪では何人、そんな報道ばかり毎日眺めていれば、東京や大阪などの都会は「ウイルスまみれなのではないか」と思わずにはいられない。大阪などは実際、新規感染者は一桁なのだが、前田さんに問えば「都会だから30人くらい?」と答える。これが「認識」なのだ。愛知県内の新幹線停車駅で、東京方面に向かうサラリーマン客に取材を続けてきた全国紙記者もいう。

「少し前まで、東京は怖いと正直に答える人は少なかったです。ただこの一週間ほどは、怖いということに抵抗がなくなった人が多いのか、堂々と東京は怖い、と答える人が増え、そういった方々のテレビ露出が増えつつある。東京をはじめとした都会が怖いという“空気”は、こうした効果も相まって今後ますます高まる気がします」

 よくわからない災禍が起きたとき、人は誰でも「自分だけは違う」「自分の近くには起きていない」という根拠のない心の棚上げを行ってしまう。難しいことだろうが、その棚上げは正しいのか? 常に疑問を持ちながら過ごす必要があるのだろう。

3 夜更かしなピンクさん 2020/07/11(土) 23:28:11 ID:
東京は五輪前に終息させたいようだが
世界の状況から見てもやばそうだ

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