【政治】参加者全員の意向が一致するとは限らない… コロナ感染経路特定の難しさ 「認定陽性者」制度を確立できないか[07/19]

1 逢いみての… ★ 2020/07/19(日) 23:28:18 ID:
 会食でコロナ感染、誰にでも起こりうる事態である。そしてその場に居合わせないとなかなか想像しにくい問題もある。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏がレポートする。

 東京都には過去最高の280名以上の新型コロナウイルスの陽性者数が報じられても、どことなく弛緩した空気が漂っている。一度はテレワークを導入したにも関わらず、「不公平感」や「役員の一声」を理由に「全員出社」に戻してしまった企業も多い。

 PCR検査数の分母が増えたことも、弛緩した空気になる理由のひとつだろう。加藤厚生労働大臣は4月29日の参議院予算委員会で「発熱4日以降というのは検査要件ではない」と言い放ち、各所から華々しく顰蹙(ひんしゅく)を飼った。だが本当にPCRは簡単に受けられるようになったのだろうか──。

 結論から言うと、確かに以前よりもPCR検査は受けやすくなった。だが、陽性者の取りこぼしは厳としてある。例えば以下のような事例だ。

 7月上旬、会社員のAさん(40代・女性)は出席した会食で新型コロナウイルスに感染した。その日は一列4名でテーブルを介しての対面で8名での会食だった。Aさんの左隣には「顔見知り程度」のX氏が座り、右隣にはX氏と共通の知人のB氏が座った。左からX氏、Aさん、Bさんという並び順である。

 会食中、X氏はAさん越しに旧知のBさんにマスクなしで話しかける。しかも声は大きめ。古き良き時代なら「元気があってよろしい」となったかもしれないが、New Normalではホメられた行動様式ではない。

 4日後(接触5日目)、AさんとBさんは38℃台の熱を発した。Aさんは「風邪は年に一度、ひくかひかないか。生まれてこの方、インフルエンザにかかったこともない」というほどの健康優良児にも関わらず、だ。

 Aさんの熱は翌日(接触6日目)には平熱に下がったものの、そこで「昨日Bさんにも熱が出た」という話を聞く。「もしや」と思い、翌朝(接触7日目)かかりつけのクリニックを受診してPCR検査の希望を伝えると、即、紹介状を発行してくれ、そのまま近所の検査スポットへ。ちょうど検査スポットが空いている時間帯だったこともあり、検査はサクッと完了。昼には会社に状況を伝えて、自宅の納戸で自己隔離に入った。

 Aさんのもとに病院から「陽性」の連絡が入ったのは検査の2日後(接触9日目)。その日のうちに保健所からも連絡が入り、その後の流れについて説明を受けたという。

「会食の参加者にも逐次状況は連絡していました。ところが、私とBさんが検査を受けた頃、実はX氏が接触2日目から数日間、発熱していたことが発覚。しかも本人はもう症状が治まっていることを理由に検査を受けるつもりもないと仰っしゃり、会食参加者からの『検査して』というお願いもことごとくスルーしてました」

 X氏、Aさん、Bさん以外の5名は無症状だったが「前後数日で、思い当たる会食はその日だけ」。しかも会食は、もっとも感染力が強いと言われる(X氏の)発症前日だった。可視化された事象からすると、X氏が感染経路となった可能性は高い。そこで無症状の会食参加者も「濃厚接触者に当たるはず」とPCR検査を受けようとしたが、そこには思わぬ障壁が立ちはだかった。

「それぞれ地域の保健所に問い合わせたところ、『濃厚接触者』の定義は陽性者の発症からさかのぼって2日以内に接触した人だというんです。接触2日目に発熱したというX氏はその定義に当てはまりますが、検査を受けてくれないから陽性者としてみなされないんです」

 AさんとBさんは発熱したので検査を受けることができたが、無症状の参加者はAさん、Bさんを起点にすると接触は4日前になり、濃厚接触者には当たらない。参加者としては気が気ではないが、仕組みの壁を超えることはできなかった。

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20200719_1579592.html

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2 逢いみての… ★ 2020/07/19(日) 23:29:22 ID:
「結局、X氏に陽性判定が出ていない以上、濃厚接触者として認められず、検査の対象にもならないというんです。保健所の担当の方も各方面に働きかけていただくなど、手を尽くしていただいたんですが……。最後はそれぞれ自費でPCR検査を受けました」

 幸い他の参加者の検査結果はみな陰性だったというが、X氏の対面に座っていた参加者などは、検査結果が出るまで気が気ではなかったろうし、いまなお自己隔離中だという。

 感染経路の起点となる人であっても、検査を受けなければ陽性とは認定されず、経路の聞き取りもできない。つまりそのルートはまるごと感染経路不明となってしまう。

“夜の街”クラスタにおける未成年者や、16日に発表された青森県の警察官の例もそうだが、本人が検査を拒否できる現在の仕組みでは、陽性者を100%掘り起こすのは難しく、市中感染に対する不安は尽きない。それでも実際の感染者を含む複数名の申し立てなど、一定の事実を要件に感染経路を追うための「認定陽性者」制度などを確立できないものか。次の波のためにも、感染ルートの追跡力を強化しておくことは、流行を押さえ込む役には立つはずだ。

 上記の例からもわかるように、現場レベルでは市民からの要望に、真摯に対応している保健所職員も多い。そうした現場の板挟み感を解消し、より効果的な対策を打ち出すため、国政や省庁レベルで”仕組みの壁”を取り払う施策の立案・実行が必要だ。

 日本人がCOVID-19という未知なる感染症に対峙してまだ半年。いまだ「4日連続で熱が出てから電話して」と従来のガイドラインに拘泥する保健所もあるというし、テレワークを取りやめた途端、「原則全社員出社」という極端な舵を切る企業もある。すべてのルール、すべての施策は、最適化されるべく上書きされ続けなければならない。そして歩みを前進させるのは、いま現場で起きている事実にほかならないのだ。

3 夜更かしなピンクさん 2020/07/19(日) 23:37:34 ID:
市中感染が広まるほど、感染経路の特定に意味がなくなっていく。
初期には有効だったクラスター対策に意味がなくなっていくのだ。
その状況下では、重症化しやすい病院や高齢者施設へ感染者を入れない事を徹底するべきだ。
個人にできる対策では、重症化しやすい家族がいる人ほど気をつけるしかない。

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