【地方】「迷惑だけど怖くて言えません…」 増え続ける利用客に比例して嫌われる“ウーバー地蔵” 都心の「子連れウーバー」は大丈夫か

1 逢いみての… ★ 2020/11/24(火) 23:30:47 ID:
「地蔵」とは地蔵菩薩のことで、おとぎ話の「かさ地蔵」を思い浮かべる人も多いだろう。吹雪の中にたたずむお地蔵様のためにおじいさんが笠をかぶせて差し上げる話だが、最近では、その場から動けない地蔵の特徴を捉え、動くべきときにじっとしている人、たとえば野球でデッドボールをまったく避けない打者やライブやフェスで周囲の盛り上がりを無視してじっと立っているだけの客のことを「地蔵」と呼ぶ。新型コロナウイルスの感染拡大を経て様々な出来事が新しくなったが、新たな「地蔵」が誕生していた。俳人で著作家の日野百草氏が、「ウーバー地蔵」とその出現に戸惑う人たちについてレポートする。

 * * *

「いつもあそこにたむろってんだ、怖いよ」

 多摩のとある市街地、華やかな北口とは対照的に怪しい店が並ぶ南口、場外馬券場近くの店主が声をひそめる。

「そりゃこの辺、元から治安がいい方じゃないけどさ、自転車やら原チャリやらでたむろってんのは迷惑だね」

 たむろっているのはウーバーイーツの配達員(配達パートナー)だった。見ればまだあどけない顔つきの若者ばかり。髪の色も思い思いに染めて、ピアスやタトゥーのやんちゃな子といった風だ。

「この辺はウーバーと契約している外食チェーンが多いからさ、それ目当てで待ってるんだよ」

 店主が顔をしかめる。こういったウーバーイーツの配達員の行動を「地蔵」と呼ぶ。筆者の地元のマクドナルドも地蔵が数人いる。若者から高齢者まで、大きなウーバーバッグを持ってスマホとにらめっこだ。店がみずから行う出前なら配達員は店で待機できるが、ウーバーイーツには待機所がない。フードデリバリーの中には待機所を拠点として用意されることもあるが、そういった事例は少数派だ。そのため、配達員はおのおのが次の配達に有利だと思う場所で勝手に待っている。

 ウーバー地蔵のことは埼玉県南東部の住宅街でも聞いた。ただの住宅街なのにウーバーの若者が二人ほど、縁石に座ってスマホとにらめっこ。

「迷惑だけど怖くて言えません。家の前といっても公道だし……」

 住宅街を一歩出ると県道にチェーン店がポツポツある。ここは点在する飲食店の中間点、ちょっとした三角状の空き地があるので地蔵をするのに便利なのだろう。

「ウーバーに限らず目的外利用の人には遠慮してもらってます」

 沿道のコンビニ店員はきっぱり答えてくれた。もしかしたら縁石に座る二人は以前、ここを追い出された口かもしれない。コンビニのイートインで待機する配達員はいるのかという疑問には、同県の別の駅前にあるコンビニでも同じ回答を得られた。「ここウーバーだめ」と日本語学校に通うネパール人店員の青年もこれまたきっぱり答えてくれた。

「とにかく長いんだよ、ずーっといるの、あれで金になるのかね、迷惑だしどっか行ってほしい」

 都心や地方の中核都市はともかく、地域によってはリクエストが少なく依頼を待つ時間が長くなる。

 埼玉のさらに東部、のどかな私鉄駅前の店主も声を荒げる。そこにはぽつんと一人、ウーバーの青年。ロータリーの縁石にしゃがみこんでスマホとにらめっこ、大きなウーバーバッグと一体化して、まさに地蔵だ。

「ありがたくない地蔵だな」

 散々な言われようだが、ウーバーイーツと関係ない店からしたら近場に居座られて迷惑なわけで当然だろう。地蔵は本来、釈迦入滅後に末法を迎えた人間界に身をやつし、56億7000万年後に弥勒菩薩が降臨するまで路傍で頑張って地蔵をしている菩薩様(地蔵菩薩本願経より)なので、ウーバー地蔵も末法に頑張る地蔵と考えればありがたいような気がするが、新宿東口のマクドナルドで20人はいるであろう集団ウーバー地蔵とか目の当たりにするとちょっと自信ない。やっぱりありがたくないかもしれない。全員がそうではないのだが悪目立ちが過ぎる。

「いや、困ったな、たまたま乗ってるだけですよ」

 副都心の繁華街、電動アシスト自転車の地蔵の前カゴには小さなお地蔵様が乗っていた。子どもを乗せてることを問われてまずいと思ったのか、バツが悪そうに笑う。

「空き時間利用してやってるだけです。家に誰もいないから、散歩といっしょです」

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20201124_1614646.html

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2 逢いみての… ★ 2020/11/24(火) 23:31:07 ID:
 子連れウーバー。地方では見ないが都心ではたまに見かける。というか多摩でも前カゴに子どもを乗せて電動アシスト自転車で爆走するお母さんを見かけたことがある。散歩といっしょと言われても、ウーバーは個人事業主に対しての保証も不十分だが同乗者に対する保証はいっさいないが大丈夫か。しかしウーバーイーツに同乗者禁止の規定はないから赤ちゃん連れてもウーバー的には問題ない。稼ぐも死ぬも完全自己責任、ウーバーはあくまで仲介者としての立ち位置でしかない。パートナーという名の個人事業主という契約関係を盾にあらゆる責任をパートナーに押し付け、日本中のインフラに事実上のタダ乗りをしている。それが全世界におけるウーバー・テクノロジー社の一貫した姿勢だ。

「ほんとすぐ戻るんです、家は近所ですから」

 悪い人ではないのだろうし良きパパなのだろう。しかし子どもを事故に巻き込んだらどうするつもりだろう。ただの子供乗せ自転車と変わらないだろうと擁護する向きもあるかもしれないが、業務上の運転に個人の傷害保険が下りるかは微妙なところだ。ほとんどの自転車保険には約款で「職務として交通乗用具への荷物などの積込み作業、積卸し作業、整理作業をしている間の、その作業に直接起因する事故など」(例:au自転車サポート利用規約より)と書いてある。ウーバー関連のまとめサイトで「自転車保険に個人で加入しておきましょう」などと書かれたサイトも散見されるがウーバーイーツの配達に適用されるかどうか。施設賠償責任保険という手もあるが、現実問題としてウーバーの配達でそこまで費用を掛けるのは専業で稼げるごく一部だろう。

「ウーバーよりメニューがいいよ、興味ある?」

 映画館前の広場に座っているウーバー地蔵のお兄ちゃんに声をかけると配達員にならないかと誘われた。メニューとはウーバーのライバル会社らしい。まだごく一部の地域だが、システムはそれほど変わらないから掛け持ちしている配達員もいるという。サイトを見るとウーバーのサイトよりは変な日本語も見当たらずわかりやすい。AIが自動で配達員選択をしているウーバーの個々人へのリクエストと違い、メニューは完全早いもの勝ちの「押しゲー」らしい。

「俺の紹介なら1万円もらえるよ、やんなよ」

 見かけによらずオラオラな口調の勧誘だが「そんな体力ないよ」とやんわり断る。お地蔵様だけに怒ることもなくスマホとにらめっこに戻る。メニューのサイトによれば1万円儲かるのは本当だが紹介(サイトでは「招待」)されて登録を完了した後の初回配達完了から50日以内に50回の配達をしなければならないらしい。彼にも紹介料として1万円が入るが、なかなかハードルは高そうだ。それにミッションを成功させなければ見つかり次第、1万円を貰いそこねた彼にしばかれそうだ。誰にも縛られない働き方がウーバーの建て前だったのに、そのメニューは配達員同士が1万円の紹介料で縛られる。双方納得の上ならいいのだろうが、赤の他人と紹介料で縛られるのはさすがに憚られる。

「メニューの招待料ですね、あれはちょっと前までは美味しかったんですよ。いま1万でしょ?」

 旧知のライターに聞くと以前(9月27日まで登録完了、初回配達)は2万5000円も貰えたらしい。つまり紹介者、被紹介者合わせて5万円。それも50日以内に30配達でよかったという。しかし紹介が殺到したらしくその登録そのものが遅延、「友達紹介キャンペーン」とあるが友達を失わなかったか心配だ。誘ったらお金がもらえるこのシステム、ちょっと保険外交員にも似ている。

続く

3 逢いみての… ★ 2020/11/24(火) 23:31:24 ID:
「ウーバーは日付またげないけど、メニューは24時間配達できるから、うまい具合に掛け持ちしてるんでしょうね」

 メニューは24時間配達できる。ウーバーは現状では朝の9時から深夜24時まで。掛け持ちすれば、配達員は24時間働けるというわけだ。個人事業主だから本人の自由だが、その24時間の中で事故や怪我の保証がされるのは配達中だけ。配達をスタートしない限り、それが本人的にはウーバーの業務だろうがメニューの業務だろうが自己責任だ。家から地蔵ポイントに行く間、リクエストを待つ間、配達完了後、すべて何の保証もない。

「彼らも生きてくのに必死だからかわいそうなんだけどさ、こっちも商売だから、その辺でたむろされると迷惑なんだよ」

 目の前でウーバー地蔵が何体も出現している冒頭の店主。口は悪いが関係ない人たちのホンネだろう。配達員にも当然ちゃんとした人はいる。しかし「俺は違う」「俺は守ってる」と言ってもウーバーの評判は芳しくない。もちろんそれは一部の極端な連中のせいだが、のらりくらりと場当たり的に批判をかわし、苦情の何もかもを「個人事業主だからそいつら(配達員)に文句を言え」の一点張りどころか警察に言えと突き放すウーバー側に問題があるのは明らかだ。「ユーザーは、輸送業者が提供する輸送サービスに関する苦情を、輸送業者に提出するものとします」で自分たちは駄賃を稼ぐ。

「でもなぜやるんだろうね、儲かんのかね? そうは見えないね」

 ウーバーイーツ日本代表の武藤友木子氏は昨年の日本経済新聞(2019年12月19日付)のインタビューで「ウーバーイーツのような新しい働き方は日本にとって絶対に必要だ。うつ病や引きこもりで、いったん社会から遠ざかってしまった人がウーバーイーツで働き始めるといったケースもある」と話しているが、彼女からすれば素晴らしい社会貢献なのだろう。それにしてもこのたとえ、ちょっとどうかと個人的には思うが。

「うちみたいな家賃もいらない爺さんの小商いならともかく、大きくやってるようなチェーンとかは大変だよな、みんな不景気だ。大変な世の中だよ」

 店主の言うように大変な世の中だ。コロナ禍の解雇、雇い止めは厚生労働省11月9日の発表でついに7万人を超えた。失業者のみならず、名だたる大手企業から中小零細まで給与削減、ボーナスカットを迫られている。冬のボーナスがカットどころか支給ゼロとなる企業も多く、ボーナスを見込んで住宅ローンを組んだサラリーマン層は危機的状況に陥る可能性がある。都合の良い配達員が調達できて、コロナ禍に客足の途絶えた飲食店側も高い手数料を払うしかない。注文者と飲食店からの両取りかつ雇用関係のない配達員を操れる、ウーバージャパンにしてみれば笑いが止まらないだろう。

続く

4 逢いみての… ★ 2020/11/24(火) 23:31:34 ID:
 増え続ける利用客に比例して嫌われるウーバーイーツ。それもこれも、宅配員や客の問題というより根底にあるのは一定の社会的責任を負うべきウーバー・テクノロジーとその日本法人であるウーバージャパンの問題だろう。2019年度決算は純利益162%増、コロナ特需の2020年はさらに好決算が予想される。走れば苦情、待てば苦情の何もかもを販売員に押し付けて吸い上げるだけ。雇用関係は結んでいないから関係ないと言い張るが業務委託契約もない。それでもコロナ禍に追い詰められた人々の多くは、こんな条件でもギグワークに従事せざるを得なくなる。利用する側は自分を客と思っているだろうが、ウーバー側の論を汲むなら利用する側、つまり頼む客が雇用主である。いずれ客への責任転嫁も起こり得るかもしれない。

「これウーバーのせいで曲がってんの。逃げられたけど、こんだけ曲がったんだから痛かっただろうに」

 車線のない駅前通りにいたトラック運転手がボヤく。見ればトラックのミラーが思いっきりあっちの方向に曲がっている。ウーバーイーツの当て逃げならぬ曲げ逃げ、これも立派な犯罪だが、ウーバージャパンは自社の事故件数を一切明かしていない。警視庁によればフードデリバリーなど「仕事」で自転車に乗る配達員の交通事故は都内だけで2019年は562件と過去最悪だ。今年に至っては1月~9月ですでに475件と前年比15%増、じつは自転車そのものの事故は2割も減っている。コロナであらゆる仕事が減った一方で盛況だった業種を考えれば、自転車でフードデリバリーに従事する配達員の事故だけ増えているのだと考えてもおかしくない。表沙汰にならない軽微なものや現場レベルで隠蔽されたものも含めるとさらに多いだろう。

 もちろんすべてがウーバーイーツでなはいし、極端に悪質な配達員は一部だと信じたい。しかし今年4月のウーバー配達中の大学生の事故死や5月の高速侵入騒ぎ、そしてSNSを中心に各地で報告される配達員との交通トラブル ──このまま放置すればさらなる重大事故と社会的批判の積み重ねにより日本にいられなくなるかもしれないことをウーバー側は理解できないのだろうか。それとも、かつてのカルフールやボーダフォンのように上手く行かなければとっとと日本から撤退すればいいとでも思っているのだろうか。そう勘ぐらざるを得ないほどに、ウーバーという法人のやりたい放題は理解し難い。

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